とは?
野菜を販売した収入で安定した生活が送ることができ、お客様とも良好な関係を築くことができる。そして、自分の子供たちには良い教育環境を与え、彼らが成長したときに「農業をやってみたい」と言わせたい――。これが、私たちグリンリーフグループが目指す農業の理想型です。
それを追求するために『感動農業』という理念を掲げていますが、私たちは、その言葉に以下のような意味を込めています。ひとつ目は、「感じて、動く」ということ。自分のまわりにいる人間がどのような状態であるかを「感じて、動く」。また、自分たちが育てる作物の状態を「感じて、動く」姿勢も大切です。
ふたつ目は、「感動を呼ぶ農業」を実践すること。
人は自分の想像を超えたものを提供されない限り、感動してはくれません。ですから、私たちは美味しさや健康、サービスなどの面で、常に期待を上回るものを提供することで、お客様を感動させたいと考えます。
3つ目は、働く人たちが「農業を通じて感動できる」よう工夫すること。仕事に臨む上で最も大切なのは、常に目標や夢を持つことだと私は考えます。それらに向かって邁進することで、人は成長することができますし、目標の達成は、大きな感動を生み出す結果にもつながるでしょう。
これらが『感動農業』に込めた私たちの想いですが、そのベースには『人づくり、土づくり』という考え方があります。野菜栽培は、畑を耕して肥料を蒔く「土づくり」から始まりますが、良い土づくりは、健全な考えを持った人間がいなければ実現できません。また、土のミネラルバランスは、そこで採れた野菜を食する人間にも大きな影響を与えます。良い土からできた野菜を摂っていると、人間も健全に生きることができる――。つまり、私たちは土を介して、様々な自然の恵みを体内に採り入れているのです。このように両者は互いに結びついて、『感動農業』を構成する要素となっているのです。
農家に生まれた私は、高校卒業後にまったく迷いなく農業の道に進みました。ただ、自分で始めてみると、農業に関する様々な疑問が浮かび上がってきました。そのひとつが、農家は作物の値段を自分たちで決められない、ということでした。これが、農家の経営が安定しないことの原因となっていたのです。 そこで、私は「自分たちで作物の値段が決められる農業をしよう」と考えました。そのために導き出した答えが「契約栽培」と「農産加工」であり、このふたつは、今日のグリンリーフグループを形成する大きな柱となっています。 無から有を生み出す、つまり命を育むことが農業の本質です。それゆえ、男性だけでなく、女性が活躍できる場もたくさん用意されています。また、当グループでは開発、生産、加工と、様々な事業を行っているので、あらゆるカタチの農業を体験できるチャンスがあります。農業を一生の仕事にしたい人にとって、理想的な環境だと言えるでしょう。
グリンリーフ株式会社
代表取締役社長 澤浦彰治