玉田 明日美

どこに仕事の面白さを見出すか? は、その人次第

様々な人との出会いがあり、楽しく仕事ができる

もともと私は、植物ではなく、動物が専門でした。 畜産系の大学から大学院に進み、野生動物(雷鳥)を研究していたのですが、将来、野生動物に関する仕事をして生活ができるのかを考えると、それはほぼ不可能でした。そこで、研究のために山に登ったときに見かける植物に目を向けるようになったのです。自分で植物、たとえば野菜を作れるようになれば、それが生活の糧になるはず、と思いました。そんな経緯で野菜関係の仕事を探した結果、見つけたのが野菜くらぶだったのです。
当初は農場で働いてみたいと思っていたのですが、会社側の意向で営業部へ配属。現在は栽培管理課に所属し、当社と契約している生産者様と取引先のお客様(野菜販売業者)との橋渡し役を務めています。具体的には、生産者様ごとの栽培履歴の管理やお客様への栽培情報の提供、さらに、当社が推奨している国際的な食品安全規格に則って栽培が行われているかなどのチェックも行います。生産者様と直接コミュニケーションを取る機会も多いのですが、人柄が良く個性的な方が多いので、一緒に仕事をするのはとても楽しいです。

「やりたい!」と思ったら、迷わず提案

この会社には、自分のやりたいことができる土壌があります。
私の場合は、トウモロコシのネット通販を自分でやってみたいと思い、それを部内で提案したのですが、「いいね! やってみれば」という感じであっけなく認められました(笑)。
毎年夏限定で行っているこの通販は、今年で3年目を迎えますが、リピーターになってくださっているお客様もいて、私としてはとてもやりがいを感じています。
ちなみに、私の上司はレタスビールのネット通販をやっていますが、そうした企画に関しては「言った者勝ち」のような感じ。自分がやりたいと思ったことが、会社の方向性と大きくズレていなければ、たいがいのことにはチャレンジさせてもらえます。私は今後、小松菜とニラの通販を新たに始めたいと思っているのですが、それらをどうアピールしたら良いのかを思案中です。味には自信を持っていて、食べていただければ、とても美味しいことが分かっていただけるのですが、通販だと味が伝えられないのが難しいところです。
このような会社なので、チャレンジ精神旺盛な人には、とても面白いと思います。

一日の流れ

  • 8時45分

    出社。
    事務所でメールチェックなどを行う。
  • 9時

    野菜くらぶの朝礼。
  • 9時30分

    午前中の作業開始。
    取引先への提案書の作成や生産者様の栽培履歴の確認。
    生産者様からの農薬の申請登録など、様々な確認作業を行う。
  • 12時~13時

    昼食。
  • 13時

    午後の作業開始。
    生産者様や取引先からの問い合わせに対応。
    生産者様の検査が近づいた時期には書類を準備。
    月に1~2回は、品目担当者と一緒に外出して、お客様と打ち合わせ。
  • 17時

    事務所に戻る。
    1日の作業確認や翌日の準備など。
  • 19時

    退社。

首都圏の大学に通っていた玉田が、群馬の会社に入ろうと思ったのは、通勤ラッシュがない場所で働きたい、という希望があったから。その点では、とても満足しているという。また、群馬の自然豊かなところも気に入っており、休日には友人とよく山に出かけるが、雷鳥がいない(日本アルプスにしか生息しない)のが残念だそう。