君田 利之

良いモノをつくりたい、その意欲は決して衰えない

創意工夫により、画期的な製品を開発

グリンリーフは、94年に8名のスタッフで本格的にスタートした会社ですが、私はその頃からのメンバーです。入社以来、ずっとこんにゃくの加工を担当し、現在は生産計画から人材教育に至るまで、こんにゃく工場での業務全般を統括する立場にあります。
私たちは、これまで既存品とはひと味違う製品づくりを心がけてきました。そのひとつが、「農家の方が食べているのと同じ、美味しいこんにゃく」。農家の方がつくるこんにゃくは、こんにゃく本来の食感や風味が生きていて、とても美味しい。しかし、農家と同じつくり方をすると、賞味期限が極端に短くなってしまうのです。農家のものと同じ味を持ちながら、ある程度長い賞味期限を備えたこんにゃく製品、それを実現させるために、私たちは試行錯誤を繰り返しました。そして、今ではその製品化に成功したのです。
このように「不可能と思われることに挑戦し、世の中にないモノを自分たちの手で生み出す」という精神は、当社ならではの特長だと思います。また、「世の中にないモノを生み出せること」は、私にとって仕事をする上での最大の魅力にもなっています。

モノづくりだけでなく、分析・研究にも注力

モノづくりに関して、当社には常に新しい方法を模索する傾向があります。
たとえば、一般に流通しているこんにゃくの多くは、家庭で調理する前にあく抜きをする必要があるのですが、当社では加工の段階であく抜き処理をすることで、家庭ではあく抜きの必要がない製品を発売。既成概念にとらわれない姿勢が、他社にはないユニークな製品を生み出す源泉にもなっています。ですから、同じことを繰り返しやるのが嫌いで、仕事には常に変化を求めたい、探究心が旺盛で、創意工夫するのが大好き、といった方には向いている会社だと思います。実際、私自身がそうしたタイプの人間ですから…。
会社としては今後、開発や製造だけでなく、分析なども自社で行えるような体制を整えていきたいと考えています。これまで、会社の中ではモノづくりの仕事が占める割合が高かったのですが、今後は微生物や細菌に関する知識を持った方などが活躍できるよう、理化学的な仕事の割合も徐々に増やしていきたい。こうした分野での知識を持った方は、ぜひグリンリーフに興味を持っていただきたいと思います。

一日の流れ

  • 8時

    出社。
    前日の段取り通りに仕込みが終わっているかを確認。
    次に、生産ラインがスタンバイできているかを確認する。
  • 9時

    工場でのミーティング。
    ミーティング終了後に、機械を動かし始める。
    その後はラインをまわりながら全行程のチェックを行い、人が足りないセクションにはヘルプとして入る。
    同時に、機械オペレーターのOJTも行う。
  • 12時~13時

    昼食。
  • 13時

    午後の作業開始。
    引き続き、午前中と同じ作業を行う。
  • 15時

    事務所での仕事。
    翌日のスケジュール確認と原料の調整などを行う。
    営業や開発との打ち合わせもこの時間帯に行う。
  • 17時20分

    機械の稼働終了。
    機械が止まった後に、1日の作業内容の確認や翌日以降のスケジュール調整などを行う。
  • 19時~20時

    退社。

神奈川出身で、東京の大学に通っていた君田は、以前から群馬、特に利根沼田地域の自然環境が好きだったという。尾瀬の山小屋で働いている時に、たまたま澤浦社長と出会ったことが、グリンリーフのメンバーとなるきっかけだった。休日には山歩きを楽しんだり、様々なコンサートに出掛けたりすることで、リフレッシュしている